first class

Last Summer

かき集めた
敗れたページ
重ねて思い出す

隠していた
見慣れた景色が
色付いていくように

夏のはじめ
蝉の声
雨上がり
バス停から
最後に見ていた夕日
覚えてる?

「また明日」
もう一度
君の笑顔
確かめたい
いつの間にか一人
君は記憶の彼方に

あの日ずっと
君を待ってたの
いつもの帰り道で

傘の影と
雨の匂い
ふと思う
もしかしたら
君のこと好きだったかも
なんて

夢みたい
あの日の空
広すぎて
見つからない
さよならは
何度も繰り返す
胸の中で

ふいに風の中
君の声がする
ちゃんと聞こえるよ
懐かしい言葉

「また明日
君のことを
この場所で待ってるよ
少しくらい遅れてもいい
僕はここにいるよ」

夢みたい
夢の中で
私のこと
抱きしめて

もう二度と戻れなくても
このままずっと…