HANA-ARASHI
最期のさいごに出した切り札
それは生易しいもんじゃないって
振り払う腕に掛けられたその手を
一度でいい信じてみろ
浮き世に沈む
雁字搦めの想いたちよ
幾千月の紐解いていく
この華嵐
最初でさいごの大きな賭けは
負けそうなときには使うもんじゃない
夢や愛で救えないものなら
この背中に預けてみろ
失うことに
慣れ始めてると憂いてるなら
拾い集めてもう一度抱く
勇気を翳し
ひらひらと
落ちてゆく
ままならぬ
人の道
それも粋じゃないか
浮き世に沈む
雁字搦めの想いたちを
幾千の楔切り裂いていく
譲れぬ魂
ウソのようだと誰も信じない
この世界のままでも
目を見張る程
嗚呼…ゝ
美しいこの華嵐